NA6のお客様からオイル漏れ修理とエアコンスワップを依頼されました。オイル漏れはB6エンジンに多いヘッドガスケットからで、走行距離が10万キロ手前でしたのでついでにタイミングベルト・ラジエータ交換もする事になりました。
早速シリンダーヘッドを脱着します。1番・4番側からのオイル漏れがありますね。何だか4番側には液体パッキンをべったり塗ってました？
シリンダーヘッド上面をオイルストーンで清掃しひずみ測定をしましたが基準値以内でした。ピストン上部のカーボンも清掃してブロック側はOK！
シリンダーヘッド側も同様に清掃後、測定。こちらも基準値以内でしたのでそのまま搭載します。今のうちにやっておいた方が良い所、ヘッド後ろ側のセンサー類やパッキンも交換しておきます。
ヘッド搭載後、クランクフロントオイルシールやカムオイルシール。ウォーターポンプを取替後、タイミングベルトを取り付け・調整して進めていきます。
同時作業で古いエアコンパーツを脱着。
ブロアモーターを脱着・分解してスポンジ交換をします。室内ユニットはNAパーツを再使用するので分解して準備をします。
バルクヘッドに穴を開け、ブロアモーター・室内ユニットを取り付けます。
後は順番にエアコンパーツを取り付けしていき、新品ラジエータやラジエータホースも一式交換・取り付けをします。
すべての組み付けが終わり、オイル・水漏れの確認とエアコンガスチャージで作業終了です。（岐阜県岐阜市在住のお客様）