2023.04.26 | 整備の報告
NA6・エンジンオーバーホール(大阪)
NA6・18万キロのお客様からエンジンオーバーホールの依頼を受けました。メニューはサーキットなどは行かないのでスタンダードに仕上げます。エンジン脱着、分解してブロックはボーリング・ホーニング加工へと出します。
シリンダーヘッドはまず分解しバルブをウエットブラストで清掃してカーボンを落とします。バルブだけをヘッドに入れポートからバキュームで測定します。今回のヘッドは16バルブとも良好でしたのでシートカット・バルブリフェースは行わず修正面研だけします。 面研が終了し、バルブすり合せをして当りを確認。再度、バキュームで測定確認をして組み付けします。 ボーリング加工が出来ってきました。クランクシャフトの曲がりは基準値以内でしたのでパワーメタルで組み付けします。 ピストンは標準の0.25オーバーサイズでコンロッドとのバランス取りをしてシリンダーへ挿入します。ロッドの方もパワーメタルを使用。 オイルポンプ・オイルストレーナー・オイルパンを取り付けして腰下が完成。オイルパンはウエットブラストで掃除済み。 組み上げたシリンダーヘッドを乗せ、タイミングベルト回りを組み付けして行きます。 エンジンスタンドで取り付け出来る所はここまで!!ヘッドカバーやインマニ・サーモケースなどもウエットブラスト仕上げです。 サスペンションメンバーへとエンジンを移動。クラッチ・ミッション・エキマニを取り付けし搭載準備がOK。 車両へとエンジン&ミッションを搭載して順に組み上げいき完成です。ボンネットを開けると一番目に付く所、ヘッドカバーやインマニ・エキマニ遮熱板が綺麗に仕上がっていますので、エンジンやったな~感がありますね!!(大阪府阪南市在住のお客様)