2025.02.20 | 整備の報告

NA6・エンジンオーバーホール➁(岐阜)

前回は腰下までの完成で、エンジンオーバーホールの続きです。シリンダーヘッドが外注から出来上がってきました。バルブはウエットブラストでカーボンを落とし、あたりを付けた後バキュームで測定してありましたので圧縮漏れもなくバルブステムオイルシール・バルブスプリングの順で組み上げます。

シリンダーブロックへとヘッドを乗せた後、Fカムを装着。IN252°/EX256°・リフトは純正より1㎜UPの8.8㎜仕様で専用リフターを使ってインナーシムでバルブクリアランスを調整します。その後、バルブタイミングを調整。

車両を入庫していただき、エンジン・ミッション付きで下ろします。ミッション・サスペンションメンバーは再使用するので、スチーム洗浄して準備をしておきます。

エンジンの方は補器類等を移植して組み上げます。

エンジンをサスペンションメンバーへ乗せた後、軽量フライホイール・クラッチディスク・クラッチカバーを取り付け。

ミッション・エキマニを取り付け搭載準備が出来ました。エンジンルームを掃除後、エンジン・ミッションを車両へと搭載します。

搭載・組み付けを順におこない、TPSセンサーやラピッドも同時に取り付けして車両の方は完成。

シャーシダイの方へ場所を変え、セッティングをおこないます。
最終データー、145.8PS 17.2Kgmの結果となりました!

最後にアライメント調整をしてすべての作業が終了です。お車をお返しする前に出来るだけならし運転をします。(岐阜県多治見市在住のお客様)

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