2022.07.04 | 整備の報告

B6・エンジンオーバーホールその壱(京都)

お客様からエンジンのオーバーホールを依頼されました。エンジンはお客様がヤフオクで購入され工場に直送。内容は後日、話し合い・見積もりを作成して作業に入りました。まずはお預かりしたエンジンをエンジンスタンドに付け、分解していきます。シリンダーブロックはボーリング加工へ早速送ります。シリンダーヘッドも分解し修正面研・シートカット加工へ送ります。

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時間が空いた時にパーツをウエットブラストで綺麗に掃除をします。

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シリンダーブロックが出来上がり順番に組み上げていきます。

Mahle製鍛造ピストンにパワーロッドH-BEAMを装着します。重量もすべて測りましたがほぼほぼ誤差がありません。

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クランクシャフトの曲がりを点検し、パワーメタルを使って組み付けします。

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ピストンもパワーメタルを使って順番にブロックへ挿入していきます。

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後日、シリンダーヘッドが出来上がってきました。ヘッド加工に出す前、ヘッド側のバルブシートとの密着性を確認しますが、圧縮漏れしています。すり合せをしたくらいでは解消されません。今回はMAHLE製ピストンを挿入することからビッグバルブをチョイスしました。再度、確認しましたが完璧です。バルブシール・バルブスプリングを取り付けしてヘッドを完成させます。続きはその弐で紹介します。(京都府京都市在住のお客様)

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