2024.03.20 | 整備の報告
代車の赤ロド・エンジンオーバーホール&チューニング
当社の代車、赤ロドNA8ですが20万キロ近くになりオイル漏れもひどくなってきておりオーバーホールを決心しました。どうせなら今後みなさんがこんなエンジンにしたいと思う様な仕様にとチューニングもおこないます。
ピストンはMahle・パワーピストン・BP基本OH用を使用してボーリング・ホーニング加工をします。コンロッドはパワーロッド(H-BEAMライトバージョン) 標準ストロークを使用してピストンと組み上げます。重量を測りましたがピストン・ロッドとも誤差がほぼほぼありません。素晴らしい商品です。 クランクシャフトはBP用85mm専用クランクシャフトを使用してメインをパワーメタルで組み付けします。 ピストンをブロックへと挿入しロッドもパワーメタルを使用して組み付けします。その都度、オイルクリアランスはもちろん測定して確認しています。その後、オイルパンを取り付けして腰下は完成。 シリンダーヘッドは面研とBP用ビッグバルブに合わせてシートカットを外注さんにお願いし加工終了。ポート研磨・段付き修正後にバルブを組み上げます。 ヘッドをブロックへと乗せ、順に組み付けしていきます。カムシャフトはIN 252度/10.0mm、EX 256度/10.0mmを使用してラッシュを使用せずソリッドリフターを使いインナーシムでバルブクリアランスを調整。その後、バルブタイミングを調整します。 エンジンスタンドで組み付け出来る所まで作業し、サスペンションメンバーへと移動させエンジンマウント・クラッチ・ミッション・エキマニと組み付けていきます。 エンジンルームを清掃し搭載の準備が整いました。搭載後、一挙に組み上がていきます。 ラピッドを取り付けしてエンジン始動!!う~ん、とても静かでエンジンも全然ゆすっていません。 ある程度のならし運転をした後、最後の味付けです。シャーシダイの部屋へと移動しラピッドで現車セッティングをします。最終パワーチェックの結果です。パワー・トルクも出ていてとても乗りやすく、アクセルを踏めばどこからでも加速していきます。興味がある方はご来店の際、試乗してみて下さい。代車でも使用しますので空いてればの話です(笑)