リヤからの異音(愛知)
NB8sr-2のお客様、リヤから異音がするのとブレーキを踏むとキーキー音がするので見てほしいと依頼を受けました。
異音はとても探求に難しいです。入庫時に確認するにも天気は雨でしたのでオーナーさんもいつもの音が分からない。リフトアップをしてリヤタイヤを回してみましたが接地をしていないので音も出ず・・・ふと下側からキャリパーを見てみると右のキャリパーが揺れ動いている事が判明!!
それに対し左側はまったく動かない。これは右後ろ側をヒットさせていませんか?と尋ねると、中古で購入してから他社でブッシュ交換をしてもらった際にロアアームが新品に変わっていたと聞き、原因は右側のヒットによるハブベアリングからの異音やナックルの曲がりからのブレーキ音と判断。オーナーさんには左右のハブベアリング交換と右ナックルの交換をお話し作業に入りました。
写真は右後のハブ部分ですが、よく見るとバックプレートとディスクローターが平行でない事が分かります。これでは回転させた時にキャリパーが動くのは当然です。
正常な左側です。
左右のナックルを脱着しハブベアリングを交換します。右側は中古ナックルを使ってベアリングは新品に交換して車両へと取り付け。タイヤを装着し回してみると左側と同様にまったくキャリパーが揺れ動きませんでした。
もう一点、エレメント交換時にオイルがたれてベタベタになるのがイヤでオイルリモートの取り付けも頼まれました。
もともとDefiのメーターが付いていてエレメント部分にサンドイッチでブロックが取り付けられ油温・油圧センサーが付いていました。オイルリモートでセンサーも移動して取り付けしました。
右ナックルを交換し完治しましたので最後にアライメント調整をして作業終了です。その後、予算オーバーしましたが異音もまったく出ず満足していますとメールを頂きました。(愛知県名古屋市在住のお客様)